見逃せない自己破産
X社といえば、全国に20店舗以上の販売網をもち、この業界ではシェアのトップ争いをしている大手である。
そのX社の社長が、国内メーカーの担当者らを自分の部屋に呼びつけて、「もうKサカとは取引するな!」と、ドンとばかりに机を叩いて「命令」したらしかった。
どうやら、この社長、やたら机を叩いて人をドヤしつけることが癖のようなのだが、これに上記の2社はすっかりビビッテしまった。
幸いなことに、Cージーだけはそんな脅しに乗ることなく取引をつづけてくださるということだったが、そんな経緯があって、あとの2社からは完全にストップをかけられたというわけだったのである。
きっと何かあるな……と、そんな気持ちでしばらくのんびりと過ごしていた。
当社では「お客様にご迷惑をおかけしないために、決して在庫を切らさない」ということも社是の1つにしているのだが、そのために充分な在庫があったことも、私が慌てなかった理由でもあった。
さて、そうやって10日ほどが過ぎたある日のことである。
私かのんびりと今後のことについて考えをめぐらせていると、この業界の人物で、顔は見知っていたものの、それまでは、あまり話もしていなかったある人の訪問を受けたのである。
普段なら、そういう人に、突然、会社を訪ねられても、私か会うことはほとんどない。
どうして会おうという気になったのか、これも今となっては何かのお導きとしか思えないのだが、ともかくも会ってみようという気になったのだ。
果たして、彼が持ってきたのは、私どもKサカで海外から歯科材料を輸入してみないか、という話だった。
私はピンときた。
『ははーん、これだったのか……』というわけである。
さっそく私は彼から詳しい話を聞くとともに、社内にもプロジェクトチームを立ち上げて(といっても、最初の担当者は1人だけだったのだが)、さっそく、そのプランを実行に移すことにしたのだった。
医療の業界とは、なかなか面倒な世界で、海外から材料を輸入するとなれば、厚生省(当時)の認可を受けなければならない。
その認可が下りるのに半年ほどかかったのだが、無事、それもクリアして、現在の輸入販売を1つの柱としたKサカの業務形態が完成することになった。
また、きっかけとして、当社が以前よりさらに大きく成長してゆくことにもなっていった。
人と違う目の付けどころK坂社長は、とにかく目の付けどころが人と違いますよね。
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優れた自己破産についての文章と言っても、その価値判断は個人個人違うので、自分が目指す自己破産の文章に近い文章を書ける人に直接教えを請うことが一番効果的だと思います。